うさぎにおすすめのチモシーってある?
うさぎを飼ったことがある方なら、誰もが一度は考えた事があるのではないでしょうか。
けれど、こればかりは、うさぎに聞いてみるしかありません。
我が家では、硬くて長い、茎の太いチモシーが大好きな、ネザーランドドワーフを飼っています。
購入先は様々ですが、チモシーは「アメリカ産1番刈りシングルプレス」を中心に与えてきました。
今回は、我が家のうさぎが大好きな「チモシー」と、茎の長いチモシーにおすすめの散らからない牧草入れについてまとめました。
同じように、硬いチモシー、長いチモシー、茎の太いチモシーをお好きなうさぎさんを飼っていらっしゃる、どなたかの参考になりましたら幸いです。
目次
うさぎの主食「チモシー」の好みはじっくり探してみないと分からない

牧草は、食べてくれるのでしたら、「チモシーの1番刈り シングルプレス」がよい、とされています。
硬く、太い部分の多い1番刈りシングルプレスを日常に食べることは、不正咬合(歯が伸びてしまう、うさぎがなりやすい病気)を防いでくれるからです。
チモシーには、様々な種類があります。
産地は、主に、アメリカ、カナダ、北海道。
収穫時期の違いで、1番刈り、2番刈り、3番刈り。
圧縮の違いで、シングルプレス、ダブルプレス。
この分類を覚えていただけましたら、チモシー選びの参考になるかと思います。
特に、産地別でおすすめ!というものはありませんので、うさぎさんの好みで決めてあげてください。
1番刈り→2番刈り→3番刈り
の順で、やわらかくなります。
シングルプレス→ダブルプレス
の順で、やわらかくなります。
我が家でうさぎをお迎えするときに用意しておいたものは、ネットで購入した「軟らかい」チモシーでした。
仔うさぎ用、と書かれていたためです。
しかし、お迎えしたばかりの頃はチモシーをほとんど口にすることがありませんでした。
最初は、ブリーダーさんから、「仔うさぎの時期はペレットも食べ放題にしてください」と言われていましたので、ペレットも常にある状態で、そちらばかり食べていました。
うさぎにチモシーの好みや、チモシーにそもそも色々な種類があるなんて思ってもいなかった私は、ペレットばっかり食べているから、チモシーを食べないのかな?というように、あまり気にも留めていませんでした。
ある日、あまりにもチモシーを食べないことが気にかかり、ブリーダーさんから聞いていた、それまで与えられていたチモシーを購入してみようと思いました。
しかし、ネット検索してみると、一度に大量に注文しなくては購入できないことが分かりました。
そういえば、仔うさぎにも「一番刈り」の硬いもので構いません、とブリーダーさんからいただいたメールに添付していただいた資料に書いてあったなぁと思い出しました。
そこで、ホームセンターで手に入る、固いチモシー(アメリカ産1番刈り)を試しに購入してみました。
それまでに与えていた軟らかいチモシーよりも、食いつきがよかったので、うさぎにも好みがあるのだなぁと、思いました。
あるとき、その中から硬くて長いチモシーだけを数本選び、引っ張りっこをして遊んだことがありました。
すると、ものすごい勢いで遊びながら食べ始めました。
硬くて長いチモシーが好きなんだ!と気づいた私は、それから毎日、袋の中から硬くて長いチモシーを選びだし、遊びながら手で与えるようになりました。
そして、こういう硬くて長いチモシーばかり入っているものって、ないの?と、ネット検索して、「スーパープレミアムホースチモシー」という商品があることを知りました。
早速ネット注文し、届いてすぐに袋を開けてうさぎに与えてみると、今までに見たことのない勢いで、夢中で食べ始めました。
こうして、私は我が家のうさぎの好みを探り当てることに成功しました。
それから、そのチモシーが「アメリカ産の1番刈りチモシー シングルプレス」と呼ばれるものであるということを学び、だんだんと、チモシーの種類についても、(うさぎと相談しながら)勉強していきました。
好みのチモシーが分からないときは「お試しセット」がおすすめ

飼っているうさぎさんが、チモシーを食べない、または、もっと好みのチモシーを探してあげたい!という飼い主さんには、こちらがおすすめです☟
7種類のチモシーが、各50gずつ入っています。
もし好みではないチモシーだったとしても、「大量に買ったのにどうしよう!」という失敗が、ありません。
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おすすめのチモシー!硬い/長い/茎が太い/アメリカ産1番刈り
これまで購入した、主に「アメリカ産1番刈り シングルプレス」(固くて長く、茎が太いチモシー)を中心に、おすすめのものをご紹介します。
茎がまっすぐで穂も入ってる!「スーパープレミアムホースチモシー」

このチモシーは、今のところ一番購入頻度が高いです。
毎回香りもいいですし、青々として新鮮です。
これまでに購入した、どのチモシーよりも、茎がまっすぐです。
穂も、沢山入っています。
詳しくはこちらの記事をご覧ください☟
ミルキュー入り!ホームセンターで買える「 アラタ フレッシュチモシー」

このチモシーは、「ジャンボエンチョー」で見つけました。
長い茎のチモシーが多く入っており、我が家のうさぎも好きなようです。

中に、このような☝「ミルキュー」というものがいくつか入っています。
アルファルファを固めたものなのですが、これを与えると、夢中になってしばらく食べ続けます。
そして、こちらの商品に入っている、ミルキューがきっかけになり、チモシーとペレットで作る、かびにくくてカリカリの、チモシークッキーのレシピを考えました☟
穂は少ないけれど茎が長い!「GEX 香りきわだつおいしいチモシー」

こちらのチモシーは、今まで試したチモシーの中で一番茎が長かったです。
レビューで評判が良かったので、購入してみました。
ただ、穂が極端に少なかったのですが、これは、ロットによるものなのか、普段からそのような商品なのかは、一度しか購入しなかったのでわかりません。
穂があまり好きではなく、かつ茎が長いしっかりとしたチモシーをお好みのうさぎさんにはおすすめです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください☟
茎がしっかり!穂もまぁまぁ「牧草市場のスーパープレミアムチモシー」

茎がしっかりとしており、太いものが多めに入っている、チモシーです。
レビューが良かったので、購入しました。
青々として、香りもいいです。
こちらの「牧草市場」というブランドの牧草を扱っているネットショップの「マペット」さんは、発送がはやく、送料もお安いので、チモシー購入先の候補として、常に頭の中に入れてあります。
詳しくはこちらをご覧ください☟
うさぎ専門店の食彩「TRUE GRASSES」一番刈りチモシー

こちらの牧草は、一番はじめにご紹介した、「スーパープレミアムホースチモシー」に近いです。
穂が沢山入っており、香りもとても良いチモシーでした。
ショップの対応も、とても丁寧で、好感が持てました。
発送も早いです。
詳しくはこちらをご覧ください☟
ネイチャーブリード「アメリカ産1番刈り ファーストプレス」

「ネイチャーブリード」というのは、ネットショップ名です。
こちらのショップでは、北海道産チモシー(無農薬、無燻製)の取り扱いがあり、お店として気になっていました。
他のお買い物のついでに、はじめてこちらのお店でも「アメリカ産1番刈り」を購入しました。
穂は、ものすごく多いというわけではありませんが、香りもよく、まあまあといったチモシーです。
今後も、こちらのショップで買いたいものがあるときに、ついでに購入することはあり得ます。
詳しくはこちらをご覧ください☟
ホームセンターで買えるカナダ産「GEX ラビットプレミアムチモシー」

今回ご紹介した中では、唯一のカナダ産です。
こちらは、ホームセンターで購入しました。
カナダ産のチモシーは、水を与えないで育てるため、アメリカ産チモシーより味が濃く、嗜好性も高いといわれています。
アメリカ産の食いつきがいまいち!という、うさぎさんは試されてみるといいかもしれません。
詳しくはこちらをご覧ください☟
茎の長いチモシーにおすすめの散らからない牧草入れ/フィーダー

我が家のうさぎは、長いチモシーをくわえて、ポリポリ食べるのが、好きです。
上記でご紹介したチモシーを、せっかく長い状態で届くのに、牧草入れに入れるときに折ってしまってはなんだか勿体ないし、しばらくは長ーいお皿を床において、そこにホースチモシーを並べ、ケージの外で食べさせていました。
また、長いチモシーを何十本か束ねて、チモシーロープで縛り、ケージの中に吊り下げて与えていたこともありました。
どちらにしても、床やケージの中がチモシーで散らかりました。
何とか散らからずに、もっと沢山のホースチモシーをいつでも食べられる状態にしてあげたい!と新しいフィーダーを探しました。
我が家は、牧草が届いたら、長い茎の部分と、軟らかい葉や短い部分とに、分けています。
チモシーが入っている袋から、チモシーを取り出すときに、毎朝床に散らかるのを防ぐためです。
また、以下でご紹介するチモシー入れに、入れやすくなります。
もし、そのひと手間が面倒でなければ、以下でご説明しますので、一度お試しください。
長いチモシーには散らからない「マルカンエコフィーダー」がおすすめ
色々と検討した結果、マルカンさんの「牧草用エコフィーダー」というものを購入しました。
実際に使用してみますと、思った以上に良い商品でした。
少し手間がかかりますが、ケージの中でチモシーが散らかるということがありませんし、手間を惜しまない方でしたら是非一度お試しいただきたいです。
では、「牧草用エコフィーダー」への、長いチモシーの設置の仕方をご紹介します。
散らからない!長いチモシーを牧草用エコフィーダーで与える方法
【用意するもの】
- 長いチモシー
- 長いチモシーを入れるタッパー
- 短いもの、軟らかいチモシーをより分けるバケツ
- 輪ゴム
- マルカン「牧草用エコフィーダー」

届いたばかりの、「スーパープレミアムホースチモシー」という商品です。

こんな感じで、硬くて長い状態のチモシーが入っています。

袋の中で、このようにチモシーを束ねていきます。

束ねたら、輪ゴムで留めて大きめのタッパーに並べて入れていきます。
束ねなくても構いません。

30分ほど作業して、これくらいの量ができました。

長いものをより分ける際、短いチモシーや軟らかめのチモシーが若干入っていますので、用意した他の容器に入れていきます。
我が家は、もちろんこちらも与えます。

出来れば除湿シートや乾燥材(シリカゲルなど)を入れて、しっかり密閉して保管します。

牧草を設置するときは、輪ゴムを取って、マルカン牧草用エコフィーダーに立てる(差し込む)ように入れます。
格子状になっている部分に、左右1束ずつ、真ん中が少し広めなので、2束(計4束)を毎朝入れ替えます。
この容器は、ほどよいバネの力で牧草を抑えてくれ、うまい具合に一本ずつ引き出しながら食べることができています。

このように、食べている際に短くなってしまったチモシーが入る受け皿の部分もありますので、時々こちらのチモシーも食べているようです。

マルカンエコフィーダーは、このような部品をケージの内側につけて使用します。

上の部品をケージ裏からネジで締め付けます。

容器の裏側は、このようになっています。
牧草を入れ替えるときは、毎回ネジを外したりつけたりする必要がなく、あらかじめケージに固定してある金具から容器だけを上にずらして外したり、上から下にスライドさせてつけたりが簡単にできます。

毎朝入れ替えると、しばらくこの位置で食べ続けています。
以上が「長いチモシー」を「マルカン牧草用エコフィーダー」に設置する方法です。
現在は、チモシー置き場をこのようにしています☟
ケージ内の画像では、短いチモシー、葉の部分を、別容器に入れています☟
まとめ

飼われているうさぎが、どんな牧草が好みなのか探るのは、時間がかかるかもしれません。
しかし、牧草はうさぎの主食だけに、毎日モリモリと食べてくれるチモシーを見つけられたときの喜びは大きいものです。
今後も、チモシーの減り具合を見ながら、また、たまに他のチモシーで様子を見ながら、好みのものを探してあげられたらと思います。
硬いチモシー、長いチモシーをお好みのうさぎさんを飼っていらっしゃる、どなたかのお役に立てましたら幸いです。
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