我が家では、娘と毎晩、図書館で借りてきたはじめて読む絵本を、寝る前に1、2冊読むのが習慣になっています。
うさぎは、絵本によく登場します。
数あるうさぎが出てくる絵本の中でも、特におすすめなものを、こちらのブログで少しずつご紹介していきたいと思います。
今回は、「うさぎの島」という絵本です。
絵本の情報
うさぎの島
【著】イエルク・シュタイナー
【絵】イエルク・ミュラー
【訳】おおしま かおり
【出版社】ほるぷ出版
「うさぎの島」の内容と感想
「小さい茶色うさぎ」と「大きくて年取った灰色うさぎ」の物語です。
「大きな灰色うさぎ」が住んでいたのは、「うさぎ工場」。
うさぎ工場では、狭い檻に閉じ込められた、幾百匹ものうさぎが、ただただ、えさを食べ続けています。
太ったうさぎは、食肉にされる・・・だけど、うさぎたちはそれを知りません。
今が、夏なのか、冬なのか、昼間なのか、夜なのかさえ。
ある日「灰色うさぎ」の檻の中に、「小さい茶色うさぎ」が入れられました。
茶色うさぎは、外界から、連れてこられたばかりでした。
茶色うさぎは、外の世界に帰りたくて仕方がありませんでした。
ついに、灰色うさぎを誘って、2わのうさぎは、外に逃げ出します。
しかし、外の世界に出た灰色うさぎは、何一つ馴染むことができませんでした。
何不自由ない、工場での暮らしを懐かしみ、ついに、灰色うさぎは工場へと戻るのでした・・・
自然や動物を愛し、自然破壊に対して警鐘をならしつづける2人の作品は、迫力のある絵と、読み手に訴えかける文章で、大人でも見応えのある絵本になっています。
うさぎをお迎えするずっと前に読んだ絵本ですが、今、あらためて目を通してみると、様々な感情が生まれます。
うさぎ好きな方には是非おすすめしたい一冊です。
おすすめの関連記事
- 絵が綺麗でほんわか可愛い!うさぎが出てくる絵本「うさぎのおうち」
- 定期的なシャンプーが必要!?うさぎの本「うさぎの育て方・しつけ方」
- 病気やケガを減らすうさぎ目線の本!「ペットのしあわせ百科 ウサギハンドブック」
- 野生のウサギ類を取り扱う本「ウサギ学 隠れることと逃げることの生物学」
- 写真を多く掲載!読みやすいおすすめの飼育書「幸せなうさぎの育て方」
- ブリーダーさんならではの視点!うさぎ飼い必見の書「かわいいうさぎ」